鈴木 義弘さん

鈴木 義弘さん

これまでの業務経験(キャリア)

昭和56年4月に入社し、5年間は、浜岡原子力発電所にて計測関係の保守業務を行いました。 計測の業務について人間の体に例えて説明を行いますと、人間の体では、まず目・耳・触感等いわゆる五感といわれるもので感じ、 神経を伝達し、脳で意識する事なくさまざまな動作を行っています。 発電所等のプラント設備でも同様に、センサーで感じ、ケーブルで伝達し、制御装置にて、自動で人の手を介することなく運転を行っています。 我々の業務は、これらの機器が正常に動作を行っているのか定期的に点検を行い、調整・修理を行います。 また、突然、人間が病気になるのと同様に設備も壊れてしまうことがありますので調整・修理を行い場合によっては取り換え、 正常に動作が行えるようにするという業務を行っています。

計測業務を経験した後、建設関係の部署に配属となり現在に至ります。 建設部での業務は、これまでの計測業務とは、まったく違い何もないところにセンサーを取付け、ケーブルを敷設し、 制御装置を据え付けて正常に動作ができるよう、調整を行いお客さまに納めるという業務になります。

今までに行ってきた、建設工事をご紹介しますと、配属後、LNG燃料基地設備の建設工事を行いまして、 その後、操業中の発電所の中へのプラント設備の増設工事、新規立地での石炭火力発電所の建設工事、 LNGを燃料とするガスタービン発電所の建設工事等を行ってきました。 至近では、電力の周波数が異なる地域でのLNG燃料基地設備とガスタービン発電所が併設されている発電所の建設工事を実施してきました。

現在携わっている分野や職種

現在は、電力会社ではなく、一般の企業が計画している石炭火力発電所での建設工事に携わっています。 発電所の構成は、大きく分けて3つに分類されます。 電気を起こすためのタービン・発電機設備、タービンを回すための蒸気を作り出すボイラー設備、 燃料を燃やした後の煙を安全に空気中に排出するための環境対策設備になります。 当社の受持ちとして、タービン・発電機設備と環境対策設備の建設工事を実施しています。 電力自由化に伴い、一般の企業が発電所を建設し、売電することが今後も増加してくると思います。 お客さまによって思いはさまざまに違います。 固定化された顧客を持たない私たちは、各企業の思いを理解し、それに応え、お客さまに満足して頂かなければいけません。 しかしながら、思いが違う企業にあっても共通している事項が1つあります。 それは技術力です。創立55年の中で培った技術力を、100%発揮して実践していくことがお客さまの満足につながります。 また、社内では後輩に対しての技術伝承を行わなければいけません。 55年かけて培ってきた技術力を後に残せなければ意味がありません。 技術伝承に対しても全力で取り組んでいきます。

将来目指す姿としては、現在、自社設備として建設中の木質バイオマス発電所「多気バイオパワー」での経験を活かして、 バイオマス発電設備および同規模の発電設備の建設工事に対して一括受注を行い、各企業のご要望に応えられる企業となります。 また、そのような事業を通じて社会に貢献していきます。

建設工事を行うのは、大変な事のようなイメージを持たれているのかもしれませんが、答えは違います。 『素直な姿勢』この一言だけでいいのです。 建設工事を行っている場所には、自社・他社を問わずいろいろな業種および年齢の違うベテランの人たちが大勢います。 若年層の方なら自分の父親以上の方も当然働いています。 そうした人たちに対して、わからない事を聞く素直な姿勢、指導してもらった事をすぐに実行できる素直な姿勢、 自分が間違った時に反省できる素直な姿勢等、その時々に素直に反応できれば、自然に自分自身のスキルアップができています。 また、たくさんの人たちと触れ合う事で自然とコミュニケーション能力が向上します。 そうした積み重ねの中で自然と技術力が向上し業務が行えるようになるのです。

現在の仕事の魅力

LNGの燃料基地建設工事・石炭火力発電所の建設工事・ガスタービン発電所の建設工事・操業中である中での プラント増設工事等々、いろいろな建設工事に携わってきて思うことは、設備によって苦労の違いはありましたが、 最後にLNG燃料を無事に送り出した時や電気が作り出されて送電された時に感じた『ヤッター』という、 なんとも言えない達成感というのは何十年と経ってもいまだに忘れないということです。

自分自身を振り返ってみますと、経験が浅い時は周りについていくのがやっとでした。 しかし経験を積み重ねた今では、これから建設工事が始まるまだ何もない野原となっている場所に図面を持って立ち、 完成した時の形を想像し、それが立体的に見えてくるとワクワクしてきます。

また、自分自身が、日本のエネルギー事業に貢献できていることを誇りにも思います。 建設工事といえば、3K、5Kと言われていますが、それは外部から見たイメージです。 日本の技術力のすばらしさ、自社・他社を問わずに、時にはライバル会社であっても一緒にこのプラントを完成させるんだというチームワークの良さ、 日本一のプラント設備を完成させるんだという志の高さを是非、一緒に感じたいと思います。