環境への取り組み

バイオマス発電や太陽光発電などを通じて、再生可能エネルギー開発実現に取り組み、
プラスチック削減などの資源循環対応、省エネ推進などを通じて、カーボンニュートラルの実現を支えます。

環境方針

当社は、「環境」を経営の重要な基本方針と位置付け、あらゆる事業活動を通じて環境保全に努め、地球温暖化ガスの削減・廃棄物の有効活用などに取り組み、環境負荷の低減を進めています。 株式会社中部プラントサービスは、すべての事業活動において環境保全活動に積極的に取り組み、地球環境保全に努めるとともに、地域と社会の持続的発展に貢献する。その実現のため、環境方針を次のとおり定めます。

  1. すべての事業活動にあたって、資源の有効活用と環境への負荷低減を推進し、汚染の予防に努め、脱炭素社会・自然共生社会・循環型社会の実現に貢献する。
  2. 常に高い倫理観をもって行動し、当社の事業活動にかかわる環境関連法令および当社が同意するその他の要求事項を遵守する。
  3. 環境に配慮した行動が自発的にできる人財育成などにより環境管理レベルの向上を図る。
  4. 環境にかかわる社会貢献活動などをとおしてコミュニケーションを深め、地域と社会との連携を強化する。
  5. 環境目的・目標を設定し、定期的に見直すことにより継続的な改善に努める。
  6. この環境方針を実践するにあたり、環境マネジメントシステムを維持するとともに、当社で働くすべての人に周知し、理解と協力を要請する。

2022年7月1日
株式会社中部プラントサービス

カーボンニュートラルへの貢献

再生可能エネルギー発電電力量

多気バイオパワー(TB1,TB2)と自社太陽光発電所の再生可能エネルギー発電電力量を
5年後に7,700万kWh/年以上を目指します。

発電事業

実績

木質バイオマス発電(総発電容量) 8,740kW
(多気バイオパワー(TB1):6,750kW、多気第二バイオパワー(TB2):1,990kW)
→2023年度売電電力量合計は、3,522万kWh(前年度:3,996万kWh)となった。
太陽光発電(総発電容量) 4,045kW
(弥富、ソレイユ明野、常滑高校、浜岡寮、渥美、渥美第二、渥美第三、渥美第四、横須賀寮、尾鷲第一、海山)
→2023年度売電電力量合計は、583万kWh(前年度 578万kWh)となった。

冷却塔方式復水器冷却水系統最適制御システムの開発・導入

<2021年度 省エネ大賞受賞:省エネルギーセンター会長賞>
バイオマス発電所等にある冷却塔方式の復水器冷却システムの冷却能力を推定し、冷却ファンと循環水ポンプの合計電力を最適に制御しています。冷却にかかる無駄な電力を節電すると同時に、発電効率の安定化を実現します。

同システムを開発し、自社バイオマス発電所で導入し、所内電力削減をしています。
また、他バイオマス発電所に納入・運用中であり、今後も展開を広げていくことで、カーボンニュートラル実現に寄与します。

中部圏水素利用協議会への対応

中部圏水素利用協議会による水素サプライチェーン構想に対して、中部電力グループの一員として積極的に対応しています。

再生可能エネルギー開発実現に向けて

再生可能エネルギー開発実現に向けた目標 <2023年中期経営目標>

新たに着手する再生可能エネルギー電源開発工事等により5年後で590万kW以上の貢献を目指します。

5年間の取り組み目標

建設 478.3万kW
(太陽光 1.6万kW、木質バイオ39.1万kW、蓄電池 0.6万kW、水素・アンモニア
437万kW)
メンテナンス 84.3万kW
木質バイオマス発電のO&M受託 27.5万kW
(注)2024年度当初時点の将来計画:33.1万kW

実績

建設
  • 2023年度再エネ電源開発建設工事の施工
    ㈱シーエナジー・中電ミライズ㈱への営業展開により、年度計画値を達成
    (太陽光1.7万kW・木質バイオ3カ所・アンモニア混焼1カ所)
    →2023年度実績:127万kW(進捗率22%)
  • 六ヶ所再処理施設の工事実施
    • 固定式消火設備設置、自動火災報知機更新
    • 常駐化に向けた営業活動を展開
木質バイオマス発電のO&M受託 四日市、米子、蒲郡、田原

資源循環対応

プラスチック削減・産業廃棄物の扱いについて

プラスチック使用製品・産業廃棄物等について、適切に分別を行うとともに、再利用できる代替品を使用することにより、二酸化炭素排出抑制に努めています。

実績

  • 廃プラスチック排出量:405t
    ※2023年度産業廃棄物マニフェストから算出
  • 分解部品の養生シートを使い捨てのビニールシートから繰り返し使用可能なプラダンボードに代える等、再利用できる代替品を使用することにより、排出抑制に努めた。
  • 環境監査・環境パトロールを実施し、産業廃棄物の適切な保管・分別・排出の状況を確認した。

燃料転換・コジェネ工事の実施

当社では、自家発電・コージェネレーション設備のプラントメーカーと協力し、コンサルタントおよび計画~設計~施工(据付)~運転・保守まで一貫したサービスを提供しています。

詳しくはこちらを参照願います。

資源循環関連工事の実施

当社では、可燃物焼却施設、資源リサイクル施設における新規建設から能力増強等に伴う設備改良について、施工計画から試運転まで提供します。

詳しくはこちらを参照願います。

省エネ推進

省エネ法 定期報告情報の開示

令和6年度 定期報告の開示制度に基づく内容と同等の情報を開示しております。こちらを参照願います。