2026年3月25日
中部プラントサービスの取り組み
第17回 33 年ぶりのユニフォームリニューアルとともに、
誰もがいきいきと働ける会社を目指す中部プラントサービス
誰もがいきいきと働ける会社であるために
愛知県を拠点に、各地で発電設備や石油・化学プラントの建設・保守・点検を手掛ける中部プラントサービス。社会の重要なインフラを守る従業員たちが、やりがいと自信を持って毎日の仕事に打ち込めるよう、社内でもさまざまな制度や指針が検討され、実施されています。
その中でも今回は、新たに定められた『経営ビジョン 2035』の取り組みでもある従業員のユニフォームのリニューアルについて、労務部マネジャーの岩村さん、チーフリーダーの宇佐美さん、主務の坪内さんにお話を伺いました。
中部プラントサービスの『経営ビジョン 2035』とは?

『経営ビジョン 2035』は、将来の当社と従業員のための成長戦略で「“人と技術”のチカラで共に未来を切り拓く 信頼! 躍動! 挑戦!」をビジョンステートメントに、さまざまな取り組みを行っています。当社とお客さまを支える従業員=『人財』がいきいきと働ける環境づくり「人財風土改革」もそのひとつ。これまで当社では、従業員の資産形成を応援するための「財形給付金制度」や将来年金として一定額を受けとることができるよう毎月の給与から積み立てする「DC(確定拠出年金)制度」、人間ドックだけでなく、ワクチン接種からジム利用まで、健康増進につながる取り組みを支援する「健康サポート費」など人財への投資を行ってきました。今回 33 年ぶりとなるユニフォームのリニューアルも、従業員がより働きやすくなるように安全性と快適性を高め、誰もがいきいきと働ける環境をつくるための人財投資の一つです。
手探りで始まった、ユニフォームのリニューアルプロジェクト

岩村さん:ユニフォームのリニューアルが行われた理由には、昨今の厳しい暑さがあります。当社の従業員の勤務場所には火力発電所やプラントがあり施設の中は気温も上がりやすいです。ユニフォームの性能が仕事の効率だけでなく、従業員の健康にも影響すると考え透湿性や伸縮性があり、かつ軽量なユニフォームづくりを目指して、取り組みを開始しました。
坪内さん:仕事柄、退職する従業員から返却されるユニフォームを受け取ることがあるのですが、その時に気になるのは汚れや油染み。長年働く中で染み付いてしまったこうした汚れは落としにくいもの。使い続けてくれたことに感謝しつつも、もっと「着ていて心地よく、長く着用しても汚れが目立ちにくいユニフォームがあれば……」と感じていました。
宇佐美さん:実際に「夏場は汗でユニフォームが体に張り付く」など着心地の悪さに関する意見や「伸縮性がなくて、動きにくい」という意見が寄せられていました。また、伸縮性がないがゆえにわざわざサイズの大きなユニフォームを着ているという従業員もいました。当然、身体に合っていないユニフォームの着用は安全面からも推奨されません。とはいえ、ユニフォームのリニューアルは 33 年ぶり。社内には当時の資料がなく、また過去に同じ経験をされた方もいない、まさに何もかもが手探りの状態でした。プロジェクトに携わったメンバーは、グループ企業や取引のあるパートナー企業に話を聞いたり、従業員の声を拾い上げたりしながら、少しずつ情報を集めていきました。

胸を張って誇れるユニフォームであるために

坪内さん:さまざまな情報を集め、仕様やデザインの方向性をある程度決めた上で、3社のメーカーにコンペ形式でデザイン提出を依頼しました。さすが経験豊かなメーカーという感じで、提出されたユニフォームは、デザイン性も高く、伸縮性や通気性、軽量性などの要望もクリアしているものばかりでした。その上で、最終的な決め手となったのは、デザインとカラーに寄せられた従業員の声でした。
宇佐美さん:濃紺の生地に中部プラントサービスのイメージカラーである赤が差し色に入るデザインに対して「シックで洗練されている」という意見が集まりました。もちろんデザインだけでなく、機能面も大きく性能が向上しています。本当に軽くて薄く、通気性もあり、燃えにくい素材ですし、腕章などをつける箇所も生地を補強して穴や破れに強くなっています。他にも肩部分のペン差しやスマートフォン、レベルブック(測量結果の記載ノート)が入るサイズが大きめのポケット、かがんでも背中が出ない丈の長い上着、下着のラインが出ない生地の選定など、従業員の声を反映した機能が随所に盛り込まれています。
岩村さん:ユニフォームの仕様やサイズ感を確認するために製作した試作品を着用した従業員からは「動きやすくて、前よりずっと楽」という声が多く寄せられました。これは作業の安全性を感じていただけた結果ですので素直に嬉しいです。その上で「このユニフォームいいじゃん」と、袖を通すたびに気持ちが切り替わって、社内の一体感やモチベーションが上がっていく前向きなマインド変化を期待しています。ユニフォームは企業の顔であると同時に、1日の大半を共に過ごす大切な相棒のような存在ですから。
これからも、働きやすさを求めて取り組みは続く

宇佐美さん:これからも時代の流れや環境の変化、使用する機器の進化に合わせて、着ていて誇らしく、安全性を実感できるものであり続けるため、仕様の変更を検討していきたいです。
坪内さん:ユニフォーム以外にも私たちは、従業員が自分の人生を大切にして働ける会社であるための取り組みを進めています。今、とくに力を入れているのは、介護と仕事の両立支援への取り組みです。今後、日本ではワーキングケアラーが増加してくると言われています。これまでも取り組みを行ってきましたが、従業員アンケートからは「介護について社内では打ち明けづらい」「介護で休むことで同僚に迷惑をかけてしまう」、など介護で悩んでいる従業員が一定数存在することが確認できました。そこで、「介護コンシェルジュ」という外部の専門家に相談できるサービスを導入しました。このサービスは従業員だけではなく、その家族も利用できます。介護と仕事の両立をしていくには、家族の理解・協力が不可欠であるため、家族を巻き込んだ両立支援への取り組みを進めていきます。
岩村さん:長年の経験で培われた貴重な技術や知識が介護によって生かされなくなってしまうような状況を少しでも解消し、誰もが力を発揮し続けられる環境をつくりたいと考えています。これからも人生の問題、仕事の問題、もちろんユニフォームの着心地についての意見も、どんどん寄せてもらいたいです。
ユニフォームも、貯蓄やDC制度、介護のサポートも、私たちの根底にあるものは「中部プラントサービスで働いてよかったと感じてほしい」という思いです。これからも、人財への投資に積極的に取り組み、従業員の求める、より働きやすい環境を整えていきたいと考えます。
